Burnside Takes Commandのシナリオ「Lincoln-Stanton Plan」を、Vassalを用いてPBEMしました。僕は北軍を担当し、プレイ開始から終了までは150日を要しました。

シナリオについて

1862年11月15日に始まるこのシナリオは、Antietamの戦いの後にMcClellanの後任としてPotomac軍の司令官となったBurnsideが、史実のようにFredericksburgに向けて南東に進むのではなく、AlexantriaとOrange郡を結ぶ鉄道に沿って南西に進んだと仮定する、長さ3ターンのシナリオです。

Burnside Takes Command - Scenario 1 starts

上の図はシナリオ開始時の配置です。Culpeperとその周辺に5個師団を持っているだけの南軍を、18個師団を持つ北軍が圧倒する形となっています(このとき南軍は、4個師団をJacksonと共にShenandoah Valleyに送っていました)。

Hazel River

Burnside Takes Command - They meat at Hazel River

序盤にLeeとLongstreetは、Culpeperに配置された3個師団を率いて前進し、Brandy StationとHazel Riverの浅瀬の間で北軍を迎え撃つ構えを見せました。これに対して北軍は、3個の大師団を左右に大きく展開して南軍を大きく包囲するように前進します。

最初の戦闘

Burnside Takes Command - Stuart vs Bayard

Hazel Riverへと前進した南軍でしたが、北軍の両翼が側面を脅かすに至ったところで、銃火を交えることなく後退し、再びCulpeperに入りました。このとき、南軍の左翼を守っていたStuartが北軍のBayard率いる騎兵隊を交戦し、これを撃退しました。

Culpeperの戦い

Burnside Takes Command - Battle of Culpeper

前進を続ける北軍はCulpeperを三方から囲む体勢を取りました。最も早くCulpeperに接近した北軍右翼のHookerは、その先鋒を務めた師団と共にCulpeperの背後に強引に押し入りましたが、LeeとLongstreetの反撃を受けて敗走することとなりました。

北軍、Culpeperを占領

Burnside Takes Command - Yankee captures Culpeper

Longstreetが不在となったCulpeperを、北軍のReynoldsが襲いました。Burnsideによる総突撃命令は不発に終わったものの、北軍は戦闘に勝利してCulpeperの占領に成功します。

ここまでで2ターンが終了し、ゲームは残り1ターンとなりました。北軍はここまでに駅の支配で14VPを得点したものの、戦闘による損失差で-3VPを失点していました。北軍が勝利するためには14VPが必要で、あと3VPを稼がなければなりませんでした。

Leeの後退

Burnside Takes Command - Lee's Retreat

Culpeper近郊で両軍がひしめき合う形で始まった第3ターン。北軍が最初のイニシアティブを取ることができれば、数にものを言わせる形で南軍に損害を与えてVPをもぎ取ることができそうでした。しかし、南軍はターン開始直後のイニシアティブを連続して獲得し、北軍の手をスルスルと抜けるかのように後退していきました。

Orange Court Houseへの競走

Burnside Takes Command - Race For Orange Court House

北軍は、Culpeperの先にあるMichell's Stationを大損害を出さずに占領すれば勝利を収めることができますが、南軍は既にここに複数の歩兵師団を積み上げており、正面から攻撃すればタダではすまなそうでした。そこで、北軍は最も南にある目標であるOrange Court Houseに向けてHookerの大師団を走らせることにしました。しかし、再びイニシアティブのダイスが南軍に味方し、この計画も頓挫することとなりました。

Mitchell's Stationの戦い

北軍に残された道は、Mitchell's Stationで大勝利を収めることだけでした。厳密には、Orange Court Houseに部隊を送ることで勝利する可能性もありましたが、移動力のダイスに恵まれる必要がありました。

北軍プレイヤーである僕は、あとはBurnsideが総突撃を成功させるかどうかだな、と考えながら部隊を進めていきましたが、実際には両プレイヤーがルールを総動員して最終決戦での優位を得ようとする、非常に興味深い展開となりました。

Stuart vs Bayard 2回戦

Burnside Takes Command - Battle of Mitchell's Station 1/7

Mitchell's Stationの北で北軍の進路を妨害しているStuartのスタックに対し、北軍は歩兵1個師団とBayardの騎兵旅団を送りました。しかし、Stuartは騎兵退却せず、逆に突撃を敢行してBayardを壊滅させます。北軍はさらに1VPを失うこととなりました。

Stuartの退却

Burnside Takes Command - Battle of Mitchell's Station 2/7

北軍は複数の歩兵師団を投入してStuartの包囲を試みます。南軍はWH Leeを呼び寄せた後にStuartを騎兵退却させましたが、そのダイスは痛恨の1。ステップロスにより先の突撃で稼いだ1VPを吐き出してしまいます。

WH Leeも退却

Burnside Takes Command - Battle of Mitchell's Station 3/7

Stuartの後方でMitchell's Stationの左翼を警戒していたWH Leeに対し、北軍の歩兵複数個師団とFarnsworthの騎兵旅団が迫り、WH Leeは南西へと騎兵退却します。これにより、Mitchell's Stationの左翼は北軍に開かれたかに見えました。

Longstreet来援

Burnside Takes Command - Battle of Mitchell's Station 4/7

北軍が時間に糸目をつけずにMitchell's Stationの包囲を進めるのに対し、南軍はMitchell's Stationの部隊を活性化してLongstreetを呼び寄せ、さらに側面防御マーカーを置き、最終決戦のダイス修整を大きく有利にしました。

さらに、Mitchell's Stationの南東を塞ぎにきた北軍に対してLongstreetが突撃を敢行し、これを退却させることに成功します。

Ceder Mountainの戦い

Burnside Takes Command - Battle of Mitchell's Station 5/7

Mtichell's Stationの南東側ヘクスを塞ぐことが不可能となった北軍は、WillcoxをMitchell's Stationの南西側ヘクスに押し込みました。これによりWillcoxもCeder Mountainの麓にいたAndersonから包囲攻撃を受ける状態となりましたが、先手を取ったStonemanがAndersonの動きを封じる攻撃を実施しました。

騎兵対砲兵

Burnside Takes Command - Battle of Mitchell's Station 6/7

北軍はFarnsworthの騎兵旅団をMitchell's Stationの南東ヘクスに送り込みました。兵力が1ポイントの騎兵旅団ではMitchell's Stationへの攻撃で側面ボーナスを成立させられないものの、退却時に道路を使えなくすることで南軍の損失を増加させる目論見です。

これに対して南軍は、Mitchell's Stationに残された最後の活性化可能ユニットである砲兵による突撃を敢行します。「砲兵は単独で攻撃できるのか?」と両プレイヤーはルールブックを熟読しましたが、砲兵は行軍中の攻撃は禁止されているものの、突撃は禁じられていません。この突撃でFarnsworthは退却を強いられ、南軍はMitchell's Stationから退却するための道路を空けることに成功します。

Burnside Takes Command

Burnside Takes Command - Battle of Mitchell's Station 7/7

北軍はZOCからZOCへの直接移動でMitchell's Station北東のヘクスを塞いだ後、突撃をおこないました。幸運にもBurnsideの総突撃が成功し、北軍はMitchell's Stationを奪取し、南軍は大損害を被ることとなりました。

そしてここで南軍が投了し、ゲームは終了しました。終了時のVPは以下のとおりです。

+17北軍最低限の勝利
+4Mitchell's Station
+6Culpeper
+2Brandy Station
+2Rappahannock Station
+2Bealeton Station
+2Warrenton Station
+10南軍損害
-9北軍損害

感想

何度かこのシナリオをプレイしましたが、いずれも北軍の圧勝に終わっており、これほど最後まで勝敗がつかなかったゲームはこれが初めてです。的確に反撃をおこなってVPを奪って退却する、という戦略の有効性を強く感じました。

Mitchell's Station周辺における終盤のやり取りは「うわー、その手があったか!」という驚きに満ちた、非常に刺激的なものでした。フルマップ複数枚の広さと数十ターンに及ぶ期間を前提とした決断と、1回のアクションをどう活用するかというテクニックの両方における適切な判断が勝敗に繋がり得るところが、GCACWシリーズの面白いところなのではないかと思います(いつも褒めてばっかりですみません)。

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Last-modified: 2014-10-13 (月) 10:52:26 (1826d)