• シナリオ:シナリオ5 「From Rapidan To Bull Run」
  • プレイ日: 2002/05/26
  • プレイ法: 対面
  • 筆者担当: 南軍
  • 所要時間: 約6時間
  • 備考:標準ルールを使用。選択ルールは使用せず。

今回プレイしたシナリオ「ラピダン川からブルランまで」は、1862年8月下旬のいわゆる「第2次ブルラン(またはマナッサス)の戦い」に至る1週間をシミュレートするものです。南軍は首都ワシントン(マップ右端のすぐ横にあります)につながる鉄道(マップ上の赤い線)を破壊することと、より多くのユニットをワシントンに向けて進撃させることとで主な勝利ポイントを得ることになり、北軍はそれを阻止しなければなりません。

なお、マップはSkirmisher第1号に掲載されているエラッタを適用せずに使用しました。

図1:序盤の状況

地図上のほとんどのユニットが移動制限のために静止している中、ジャクソン麾下のユニットが北軍の右翼を大きく迂回して北進します。序盤は順調に進んだものの、2ターンになるとジャクソンの足は突如鈍くなりました(移動力のダイスが2回続けて1でした)。ユニットの疲労レベルを上げて行軍を継続することもできましたが、同行していた2VA騎兵連隊がマナッサス・ジャンクション(4)に隣接する位置まで進出し、第3ターンの鉄道輸送によって北軍ユニットが前線に移動するのを防ぐことができるようになったため、ジャクソン自身(と麾下の歩兵3ユニット)はゲインズヴィル(1)付近で休息させることにしました。

一方、南軍の主力であるロングストリートは北軍左翼に浸透し攻撃(3)をかけますが、北軍の果敢な反撃により両軍ほぼ同数の損害を出す結果となりました。

第3ターンにジャクソンを追い越したステュアートの騎兵軍団は、鉄道沿いにワシントンに向けて進みフェアファクス駅とバーク駅に到達しました。北軍はこれにしばらくの間対応できない状態でしたが、南軍は騎兵部隊を分散して駅に配置してしまったため、駅を破壊することができませんした。南軍の騎兵をすべて集めると5戦闘力となり、これによって駅を破壊できるのですが、分散すると戦闘力の不足のため損害を与えるのみとなってしまうためです。結局この時点ではバーク駅(2)に損害を与えるだけで終わってしまい、このミスは南軍のVP不足に大きな影響を与えることになります。

同じ頃、北軍の総司令官ポープはリノの軍団を引き連れてマナッサス・ジャンクション(4)に移動しました。

図2:中盤の状況

北軍に先にマナッサス・ジャンクションを押さえられてしまったジャクソンはさらに先へと進み、ブルラン川を越えたところで南へ転進し、線路上にいた小規模な北軍部隊を蹴散らした後に、3つの駅を立て続けに破壊します(5)。その後よりワシントンに近いところへ進撃は、半島戦役から戻ってきたポトマック軍の2個軍団(フランクリンとサムナー)の存在によってかなり厳しい状況に思えたため(実際、より先に進んでいたステュアートの騎兵がこれらの部隊から損害を受けていました)、ひとまず北軍の様子を見ることにしました。

ラピダン川付近では北軍部隊が鉄道沿いの退却を始めたため、ロングストリートは全部隊をウォレントン・ターンパイクに迂回させ、ヘイ・マーケット(図11のすぐ近く)付近に進撃してVPを稼ぐことにしました。

図3:終盤の状況

北軍はブルラン川の東でVPを稼ごうとしているジャクソンの3個師団を徐々に包囲し始めますが、ジャクソンによる突然の反撃によりなかなか作業は進みません。しかし部隊の疲労も極限に達し、ついにジャクソンは全部隊でサンスター駅に立て篭もることにします。これにより同駅は戦術修正+4、総兵力約40という「ジャクソン城」状態となり、その後におこなわれた北軍による包囲攻撃にもビクともせずにゲームを終了することができました。

ヘイ・マーケットに向かうロングストリートは1度だけ北軍騎兵による妨害を受けましたが、1ユニットを除いた全部隊を集結させることに成功しました。

最終的な勝利ポイントは83となり、GCACW標準ルールに記載されているVP修正を加味すると「南軍限定的勝利」となりました。

感想

「絶対に勝てる」のでなければ、南軍は攻撃を避けるべきなのではないかと思いました。ここでいう「勝てる」はVP上のことも含んでいます。例えばジャクソン(戦術値5)とAPヒル(戦闘力18)のスタックが、弱小に思える北軍歩兵旅団に対して攻撃した場合でも、単に正面突撃をしただけでは攻撃側にのみ兵力損失が生じたりします。戦闘に参加する兵力が大きいほど損害が出やすいCRTなので、注意しないと勝っているつもりがVP上で負けることになりかねません。

南軍の騎兵はまとめて使うべきなのでしょう。5戦闘力あれば駅を破壊できるので、VP上非常に有利です*1

南軍はマップ上では非常に派手なのですが、VP的にとてもシビアな要求を受けています。かなり綿密なVP計算を事前にしておいて、なおかつダイスが悪かったときに臨機応変に作戦を変えていくことを要求されると思います。

一方、北軍がジャクソンにどのように対応すべきか、というのは引き続きこのゲームの大きなテーマだと思います。シナリオ4「ジャクソンの行軍」であれこれと試行錯誤してみたいと思います。

今回のルール間違い、忘れ

  • Leeのボーナスは突撃アクションにおいてのみ適用される。
  • 退却(戦闘結果:r)の退却ヘクス数は4ではなくて2
  • 基本ゲームでも橋の破壊、架設はできる(ブルランの橋を落とすべきでした*2)。
  • 疲弊の面を上にしているユニットが疲労レベルが2になる行軍をする際の延長行軍のダイスには、疲労レベルが原因の修正はない(これ、いつも間違えて+1しちゃいます)。

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*1 後日追記:これは誤り。1回の駅襲撃アクションにおいて選択されうるユニットは1個だけなので、複数のユニットの戦闘力を合算することはできない
*2 後日追記:雨ターンが発生し得ないこのシナリオで橋を落とすことには意味がないのではないかと思います。。。

Last-modified: 2014-10-13 (月) 10:52:08 (1828d)