Certain Destruction Awaits... (SLB)をVassalを使ってPBEMしました。380日間に253個のファイルをやりとりして、全7ターンをプレイすることができました。筆者は北軍を担当しました。

北軍の戦略

おおよそ以下のような戦略を立てました。

  • 右翼はBanks Fordに1個軍団を残し、残りはChancellorsvilleを通ってFredericksburgの背後に進む。
  • 左翼には2個軍団を残し、南軍がFredericksburgから部隊を抜けないようにする。右翼が危機に瀕したときやFredericksburgが手薄になったときには攻勢に出る。
  • 騎兵はStuartが北軍の集積所を襲撃しないよう警戒しながら、CulpeperとOrange Court Houseを焼き、可能ならば南への突破でVPを稼ぐ。
  • 橋の位置はおそらく変えないだろう。

とにかく注意したのは集積所の防御で、そのために歩兵1個師団を守備隊として派遣しました。

展開

1~2ターン

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第2ターン終了時

プレイ開始早々、北軍が「翼部隊の統合」を達成してしまいました。南軍プレイヤーが両翼を結ぶ道をブロックしておかなかったためです。最初からプレイしなおすことも提案されたのですが、南軍プレイヤーが継続を希望したため、そのままの状態でゲームは続けられました。

北軍の右翼はChancellorsvilleを無傷で通過し、The Wildernessを抜けた平地に到達します。左翼は南軍の移動制限を残すため、何もしません。Banks Ford対岸の北軍は第2ターンに降った雨のため、渡河できない状態が続くことになりました。

北軍の騎兵はCulpeper付近に布陣しましたが、Stuartによる奇襲を受けて1個旅団を失います。また、雨のために増水したRapidan川に阻まれる形となり、南への突破を果たせたのは1個旅団に留まりました。しかし、CulpeperとOrange Court Houseを焼くことによるVPは得点できました。

3ターン

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第3ターン終了時

Fredericksburgの陣地から抜け出したLeeとJacksonが北軍の右翼に立ちはだかりましたが、圧倒的な兵力に押し切られる形で後退します。このときにできた南軍左翼の隙間を、Culpeper方面から転進してきた北軍の騎兵がすり抜けて、Hamilton's Crossingの集積所を破壊します。

一方、北軍の左翼は相対するFredericksburgが要塞化されることを防ぐため(この時点で要塞構築中だった)、Hooker自らが指揮をとって正面からの突撃を敢行します。しかし、2個軍団を投入しておこなわれた大規模な突撃は、Hookerの総突撃がすべて失敗する形で押し戻され、半年前のFredericksburgの戦いを再現しただけで終わります。

4ターン

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第4ターン終了時

前日の攻撃の失敗からか(笑)Hookerが自信を喪失しました。筆者もかなりがっくり来ました(負けるかもと思いました)。この後北軍はHookerが解任されない限り、その行動を大きく制限されることになります。

Hamilton's Crossingに迂回した北軍に対してLeeとJacksonが反撃をおこない、次々と敗走させていきました。しかし、この一連の戦闘においてJacksonと、その後任であるStuartが戦死します。南軍には戦術値が4の司令官がいなくなったため、非常に厳しい状況となります。

5~7ターン

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ゲーム終了時

北軍の右翼にBanks Fordを渡った部隊が合流し、Fredericksburgの西側を圧迫し始めます。南軍はFredericksburgの部隊に側面防御マーカーが置き、側面からの攻撃に備えました。

北軍の左翼は再び正面からの突撃を試み、これが成功します。この時点から北軍はFredericksburgの攻略をあきらめ、南方への突破に重点を置いた作戦に転向します。物量で押しまくられる形となった南軍はマップ外への退却を余儀なくされ、7ターンの途中で北軍の勝利がほぼ決まる形となり、ゲームは終了しました。

+23北軍最低限の勝利
+ 2騎兵の突破
+ 2Culpeper
+ 2Orange Court House
+ 2北軍の退出(24MV)
+ 4南軍の退出(21MV)
+ 6翼部隊の統合
+ 3Chancellorsville
+ 3Hamilton's Crossing Depot
+14Rappahannock南岸の北軍歩兵軍団
+43南軍損害
-58北軍損害

感想

翼部隊の統合が早々になされてしまったことで、北軍がマップの南端を自由に移動できたことが、北軍の勝因だったと思います。というか、翼部隊の統合が第1ターンに達成されたにもかかわらず、勝負が最終ターンまで付かなかったのは北軍プレイヤーの努力不足だったように思っています。最終ターンが雨だった場合、北軍は勝つことができなかったかもしれません。

Ed Beachはこのルールを将来改定するかもしれないと言っていますが、現行のルールでプレイする場合には、南軍はかなりテクニカルなユニット配置を求められるように思います。最初のイニシアティブは必ず南軍が取る、というハウスルールを用いるのもよいかもしれません。

弾薬ルールは、手間の割りに効果が薄いかもしれないと感じました。今回は弾薬切れになるほどDの結果を受けるユニットが無かったため、弾薬が問題になる局面はありませんでした。特定のユニットを集中的に叩いて弾薬切れを生じさせるような戦術を取るべきだったのかもしれません(なかなかうまくいかないように思いますが)。

以上、ネガティブな感想が先行してしまいましたが、チャンセラーズビル戦役全体を1日でプレイできるこのシナリオの魅力は非常に大きいと思います。陣地に対する正面突撃あり、大迂回機動あり、騎兵戦ありと、多様な戦闘にまつわる決断を求められるところもよいと思います。機会があればまたプレイしたいと考えています。

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Last-modified: 2014-10-13 (月) 10:52:03 (1828d)