Stonewall In The Valleyのシナリオ「McDowell」を、CyberboardとACTSを使ってPBEMしました。プレイ開始から終了まで38日間を要しました。

担当決めのビッド (ゲーム開始前)

これはGCACWシリーズPBEMトーナメントの第2回戦で、トーナメントの取り決めに従い、受け持つ軍をビッドで決めました。GCACWシリーズの標準ルールにはこのシナリオのためのバランス調整として、北軍に6ポイントの勝利ポイント(VP)を加算するよう書かれています。しかし、今回のトーナメントでは北軍に3VPを与えるところをからビッドを開始しました。

北軍に6VPを与えてこのシナリオをプレイすると、南軍はかなりきついように思います。マップ上の広範囲に散らばるすべての目標ヘクスを支配しなければなりません。雨が複数ターン降れば、移動力が足りなくなってしまうでしょう。北軍に一方的に損害を負わせることでVPを得点できますが、北軍が序盤で部隊を集結させてしまった場合にこれを実現するのは難しいと思います。

そこで、僕は北軍に与えるVPが6未満なら南軍を、そうでないなら北軍を受け持とうと考えました。結局、相手プレイヤーが5VPをビッドしたので、僕は北軍を受け持つ(ビッドをそこで降りる)ことに決めました。

雨 (1~4ターン)

Stonewall in the Valley - McDowell 1 by Toshi Takasawa, on Flickr

シナリオ特別ルールにより、第1ターンに南軍の一部の部隊だけが動いた後、第2ターンの天候は「雨(+2)」となりました。両軍は大きく機動力を削がれる形になりましたが、北軍はHarrisonburgを放棄して北へと退いて南軍による攻撃を避け、南軍はJacksonに北軍が北西の山地に逃げ込むのを避ける位置を押さえさせ、EwellにHarrisonburgを確保させます。

Jackson、西へ (5~7ターン)

Stonewall in the Valley - McDowell 2 by Toshi Takasawa, on Flickr

雨が上がった第5ターン、1ヘクスに5個旅団を集めたBanksの背後にTaliaferroの旅団が回りこんだのに対し、北軍が先手をとって攻撃をおこないました。この戦闘で両軍がそれぞれ1MVを失った後に南軍はBanksへの攻撃を諦めたのか、JacksonをStonewall旅団と共に西の山へと進め、残りの部隊をEwellと共にHarrisonburg周辺に配置しました。

Jacksonに先立ってMcDowellに到着したJohnsonは、少ない戦力であるにもかかわらず果敢に攻撃をおこない、McDowellを守るMilroyの塹壕構築を妨害します。第7ターンにJacksonがMcDowellに到着した時点で、北軍はこれ以上の抵抗で戦力損失によるVP損失を恐れ、Milroyをマップ外に退出させてMcDowellを南軍に明け渡しました。

Shenandoah ValleyでJacksonの留守を預かっていたEwellは、1個旅団を北へと走らせてFlook's Millを支配して1VPを稼ぎました。

南軍はここまでにヘクスの支配で9VPを得点しましたが、これは北軍にとって「想定の範囲内」でした。南軍が勝利のために必要な11VPを得点するためには、Jacksonに山の中をさらに走らせて要塞化されたFranklinを奪取するか(3VP)、Shenandoah ValleyでBanksの大兵力のスタックに決戦を挑んで大勝利を収めるかしなければなりません。

北軍プレイヤーである僕は、この辺でかなり強く自軍の勝利を意識しました。

Jackson、今度は北へ (8~10ターン)

Stonewall in the Valley - McDowell 3 by Toshi Takasawa, on Flickr

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。南軍はあれよあれよと言う間に部隊をFranklinへと集結させていき、ダイス修整+3.5(戦術+2、突撃+1、砲兵+1(50%))で攻撃できる体勢を整えていったのです。退却路の無いFranklinの部隊は退却時にもVPを謙譲してしまうため、北軍は戦うことなく守備隊をマップから退出させ、Franklinを南軍に明け渡します。

北軍はFranklinのVPを穴埋めするため、Shieldsに1個旅団を持たせてFlook's Millに進め、騎兵部隊をその露払いとして送りました。南軍はこれを察知し、歩兵(Elzey)と騎兵(2/6)を北に送ります。そして、Elzeyに捕捉され、騎兵退却でFlook's Millに駆け込んだ北軍の騎兵(5 NY)を南軍の2/6騎兵が追撃します。しかし、この戦闘で混乱した2/6騎兵は逆に北軍に包囲攻撃を受けて壊滅し、Flook's Millを奪回されたことと合わせて南軍は2VPを失います。

Harrisonburgの戦い (11~12ターン)

南軍はJacksonをFranklin郊外に残し、増援として登場するかもしれないBlenkerを待ち受けましたが、Blenkerは最後まで登場しませんでした。最後の望みを託されたEwellがBanksへの攻撃を試みましたが、移動力と戦闘のダイスがいずれもふるわず、Harrisonburg近郊でおこなわれた最後の決戦で北軍が勝利を収め、ゲームは終了しました。

+3北軍最低限の勝利
+2Harrisonburg
+6McDowell
+3Franklin
+1北軍損失
-5南軍損失
-5ビッド

感想

北軍の勝因、というより南軍の敗因は序盤の雨と最終ターンのダイスの悪さと言えそうなゲームでした。このシナリオの北軍は部隊を集結する前に戦闘に持ち込まれなければ、かなりの確率で勝てるのではないかと感じます。

Jacksonがあっという間にMcDowellからFranklinに移動したときには大いに驚きましたが、史実においても彼は同じような経路で移動していることを知りました。事前に戦史を読んでおけば、より有効な戦略を考えることができたかもしれませんが、ゲームを通じて戦史を体感することができたことは、これはこれでラッキーだったと思います。

今回のプレイの途中で問題になったのは、北軍が増援を登場させないことができるかどうかという点です。南軍がFranklinに部隊を入れてしまえば、北軍の増援は到着しないのですが、南軍がFranklinに入らずにその周囲を固めておくだけにすれば、Blenkerの部隊が登場する度にこれを攻撃してVPを稼ぐことができてしまうのです。

なお、今回のプレイでは「増援は必ず登場しなければならない」としてプレイしました。北軍の増援が結局登場しませんでしたが、もしも登場していれば南軍が勝利した可能性は非常に大きいです。このシナリオをプレイする際は、このルールをどうするかについてプレイヤー間の合意を持っておいた方が、気持ちよくプレイできると思います。

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Last-modified: 2014-10-13 (月) 10:51:55 (1828d)