Battle Of Fredericksburg (BTC)を対面でプレイ。所要時間は約90分。筆者は北軍をプレイしました。

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(セットアップの状態)

第1ターンは、Fredericksburgの上流と下流にユニットを送って、橋を架設する条件を整えて南軍に揺さぶりをかけつつ、Hancockの敵前上陸でFredericksburgを占領してその周囲に2個軍団で橋頭堡を築くことで、「次のターンはどこからでも攻められますよ」という状態を作ろうと努力した。下の図の三角形が橋を架設できるユニットが移動させることができた場所で、赤い三角形のヘクスサイドに実際に橋を架設した。Fredericksburgを北軍が占領したことで南軍のVPは40となり、1VPでも失えば北軍が最低限の勝利を収められる状態となった。

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(正の値は南軍支配によって得られる勝利ポイント、負の値は北軍支配によって失われる勝利ポイント。南軍は正の値の書かれたヘクスをすべて占領すると+15VPのボーナスを得る。)

第2ターン、史実と同じくHamilton's Crossingに対して圧力をかける。ここには南軍最強のAP Hill(20戦力)がいる上に、第2ターン始めの司令官移送フェイズにLeeが来援しているのだけれど、その隣にStuartと騎兵ユニットだけで構成された5戦闘力のスタックがあるので、ここが南軍の弱点に思えたからである。より下流に橋をかけたことによって、Front Royal方面の2ユニットは救援にこられないはずと判断した。

Franklin率いる北軍の2個師団がHamilton's Crossingの正面まで前進すると、Jacksonがこれに反撃をかけた。この攻撃によってFranklinはFredericksburgの東へと退却したが、損害は南軍の方が大きかった(北軍は2MV、南軍は3MV)。この戦闘により勝利ポイントは39となり、南軍が勝利するためには新たな戦果をあげなければならなくなった。

この後、北軍はHamilton's Crossingの下流に架設した橋を渡ってStuartのスタックに突撃を宣言し、これに対しておこなわれた騎兵退却のダイスが1だったため、南軍はさらに1VPを失った。先ほどの戦闘で疲労レベルが4になったAP Hillはもう動くことができず、その他のJacksonの部隊は来援するには遠すぎる場所におり、Longstreetは西側の防御で手一杯、という状態で南軍プレイヤーが投了してゲームは終了した。

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Fredericksburgの戦いというと、北軍が南軍の陣地に正面から突撃して惨敗するというイメージが強いが、このシナリオの南軍は「目標ヘクスを2個失えば負け」というところに勝利条件を設定されており、なおかつ非常に広い範囲に注意を払わなければならない。一方北軍は、4個の橋を使って南軍を揺さぶることができ、なおかつどこに橋をかけて、どれだけの兵力を送るのかという決断を要求されることになる。

今回のプレイではHamilton's Crossingでの戦闘が勝敗を分けることになったが、史実においてはHamilton's Crossingへの北軍の攻撃が成功したものの、その成功を拡大できず(GCACW的に言うならば、移動力や突撃のダイスがふるわなかった)、そうこうするうちに下流方面からの南軍が来援してしまった、ということになるのかもしれないと想像した。

GCACWシリーズは会戦そのものよりも、会戦の前後におこなわれる機動に関する決断をプレイヤーに求めるという性格が強いため、有名な会戦そのものを切り出して面白いシナリオを作ることが難しいのではないかと思っているのだけれど、このシナリオは両軍に十分な戦略的思考が用意されているように感じた。2時間程度でプレイできるので、今後も機会があれば是非プレイしたいと思っている。

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Last-modified: 2014-10-13 (月) 10:51:53 (1828d)